ベツリン酸

基本情報

• 化学名: ベツリン酸
• CAS番号: 472-15-1
• 化学分子式: C₃₀H₄₈O₃
• 分子量: 456.709
• Hs コード: 29181985
• Mol ファイル ダウンロード: 472-15-1.mol

別名: 3β-ヒドロキシルパ-20(29)-エン-28-酸 , 3β-ヒドロキシルパン-20(29)-エン-28-酸 , 3β-ヒドロキシルパ-20(30)-エン-28-酸 , 3β-ヒドロキシ-20(29)-ルパエン-28-酸 , (1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)-9-ヒドロキシ-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-カルボン酸 , (1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)-9-hydroxy-5a,5b,8,8,11a-pentamethyl-1-(prop-1-en-2-yl)-icosahydro-1H-cyclopenta[a]chrysene-3a-carboxylic acid ,

関連する cas 番号: 40015-60-9 4036-59-3 40053-98-3 4151-05-7 40401-41-0 41999-84-2 41459-42-1 40216-82-8 4533-25-9 42149-31-5

化学物質詳細情報

物性情報:

安全性情報:

• ピクトグラム: Xi
• 危険コード: Xi

用途:

• 利用例: 抗腫瘍作用 , 植物性生薬 , 抗ウイルス作用 , 消炎作用 ,
• 法規制番号: EINECS2074488 ,
• 紹介と応用です: ベツリン酸は、白樺（Betula pubescens）などの植物由来の天然ルーパントriterpenoid化合物です。抗炎症、抗HIV、抗腫瘍、抗菌、体外抗マラリア、抗寄生虫、抗酸化物質などの多様な生物学的活性を有しています。特に、抗腫瘍効果については、p53およびCD95非依存性メカニズムを介して線粒体経路を直接活化し、腫瘍細胞の自己壊死を誘導するという点で注目されています。また、デング熱ウイルス（DENV）に対する抗ウイルス効果、透明細胞腎癌（ccRCC）細胞の脂質代謝と増殖を抑制するステロール調節要素結合蛋白（SREBP）の阻害作用など、多岐にわたる応用が期待されています。さらに、抗がん剤治療における化学感受化作用により、特に化学療法耐性大腸癌細胞線においては抗がん剤治療の有効性を高めるためにも利用される可能性があります。