コバルト(II)フタロシアニン

基本情報

• 化学名: コバルト(II)フタロシアニン
• CAS番号: 3317-67-7
• 分子量: 571.526
• Hs コード: DERIVATION
• Mol ファイル ダウンロード: 3317-67-7.mol

別名: フタロシアニン/コバルト(II) ,

関連する cas 番号: 30000-36-3 30000-37-4 300-01-6 30003-49-7 3000-39-3 30004-10-5 30006-30-5 3000-74-6 30007-47-7 3000-75-7

化学物質詳細情報

物性情報:

安全性情報:

• ピクトグラム: Xn
• 危険コード: Xn
• ステートメント: 40
• 安全に関する声明: 36/37

用途:

• 法規制番号: (5)-4131 , TSCA(3317-67-7) ,
• 紹介と応用です: コバルト(II)フタロシアニンは、金属フタロシアニン化合物であり、有機電子デバイスや触媒、センサーなどの分野で幅広く応用されています。有機電子デバイスにおいては、LED、有機太陽電池、有機フィールド効果トランジスタ、化学センサーなどでもp型半導体として使用されています。また、炭黑に基づく触媒開発やハイパーブランチ型ポリ(フェノールエーテルケトン)の末端封端にも使用され、2,4,6-トリクロロフェノールの酸化分解を促進する効果があります。さらに、CoPC修飾された炭ペーストは電化学的アンペア測定のためのインジケーターとして、ZnOにCoPCを吸着させたものは水溶液中でのシアン化物の光分解を決定させる感光剤として使われています。CoPCは、アルデヒドやケトンの酸素再生成にも触媒として研究されており、有機発光ダイオード（OLED）においてもホール注入層（HIL）として使用され、点灯電圧や発光強度を著しく向上させる効果があります。CoPCは、水と空気の安定性、熱安定性、非毒性があり、様々な基板上に均一で薄い膜を作成することができます。CoPCの化学構造は、フタロシアニンの中心にある原子を変えることでイオン化電位やHOMOレベルを調節することができます。