１，４－ジオキサン

基本情報

• 化学名: １，４－ジオキサン
• CAS番号: 123-91-1
• 化学分子式: C4H8O2
• 分子量: 88.1063
• Hs コード: 29329990
• Mol ファイル ダウンロード: 123-91-1.mol

別名: 1,4-ジオキサシクロヘキサン , p-ジオキサン , 1,4-ジオキサン , テトラヒドロ-1,4-ジオキシン , 1,4-dioxane ,

関連する cas 番号: 10000-42-7 100-00-5 1000-05-1 10000-56-3 100007-55-4 100010-02-4 10001-13-5 10001-43-1 100015-12-1 100-01-6

化学物質詳細情報

物性情報:

• 外観: 無色の液体
• 臭気: 淡い香気，快い臭気
• その他特徴: 吸湿性
• 分子量: 88.11-88.12
• 比重: 1.03
• 比重測定温度: 20deg C
• 蒸気密度: 3.03
• 溶解度記述: 水に可溶
• 蒸気圧: 30-40hPa
• 蒸気圧測定温度: 20-25.2deg C
• オクタノール／水分配係数: -0.42--0.27
• 融点: 11-12deg C
• 沸点: 101-101.6deg C
• 燃焼性: 火気厳禁、可燃性、熱や火災にさらされると引火の危険。火炎にさらされると爆発の危険。
• 発火点: 180deg C
• 引火点: 12.2deg C
• 混合危険性: 三酸化イオウとは条件により激しい分解。水素、ニッケルとは２１０℃以上で爆発的反応。Ａｇｃｌｏ４と激しく反応。
• 混合発火危険性程度: デカボランとは条件により発火。
• 爆発範囲: 1.9%
• 濃縮性: 無し～低い
• 代謝性: 動物実験によれば、健康な皮膚からも中毒量のジオキサンが吸収され得る。蒸気を吸入すれば、呼吸器からも体内に侵入する。体内の代謝については、詳しくはわかっていない。
• 酸アルカリ分解性: 酸やアルカリ，弱い酸化剤とはほとんど反応しないが、強酸，強酸化剤では高温で開環を伴い分解する。
• その他の化学反応: 空気中に無水のものを放置すると爆発性の過酸化物を生じる。
• 酸塩基安定性: 酸に安定でアルカリに不安定
• 生物分解性: 難分解性
• 生物濃縮性: 低濃縮性
• オクタノール／水分配係数: -0.42

安全性情報:

• ピクトグラム: F,Xn
• 危険コード: F,Xn
• ステートメント: 45-46-11-36/38-48/23/24/25-65-66-40-36/37-19-41-37/38-39/23/24/25-23/24/25-48/20/22-38-22-36/37/38
• 安全に関する声明: S16-S36/37-S46-S9
• 生態毒性: 7 1,4-ジオキサン 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >1000 ㎎/L 1 1;7 1,4-ジオキサン 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 1000 ㎎/L 2 1;7 1,4-ジオキサン 藻類生長阻害試験 面積法72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >1000 ㎎/L 3 1;7 1,4-ジオキサン 藻類生長阻害試験 面積法72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 580 ㎎/L 4 1;7 1,4-ジオキサン ミジンコ急性遊泳阻害試験 48時間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >1000 ㎎/L 5 1;7 1,4-ジオキサン ミジンコ繁殖試験 21日間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >1000 ㎎/L 6 1;7 1,4-ジオキサン ミジンコ繁殖試験 21日間 無影響濃度 甲殻類 NOEC 1000 ㎎/L 7 1;7 1,4-ジオキサン 魚類急性毒性試験 96時間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 8 1;7 1,4-ジオキサン 魚類急性毒性試験 14日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 9 1;7 1,4-ジオキサン 魚類急性毒性試験 21日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 11 1;7 1,4-ジオキサン 魚類急性毒性試験 21日間 無影響濃度 魚類 NOEC 100 ㎎/L 12 1

用途:

• 法規制番号: (5)-839 , JG8225000 , UN-1165 , EINECS2046618 , TSCA(123-91-1) ,
• 用途语: 1,4-ジオキサンは、有機合成化学や実験室内の研究において溶媒として使用されます。また、化学的に安定しているため、有機合成反応や試験で反応物や試料を保護するためにも使用されます。ただし、1,4-ジオキサンは揮発性があるため、扱いには注意が必要であり、適切な換気や安全対策が必要です。