１，１，２，２－四塩化エタン

基本情報

• 化学名: １，１，２，２－四塩化エタン
• CAS番号: 79-34-5
• 化学分子式: C2H2CL4
• 示性式: CHCL2CHCL2
• 分子量: 167.85
• Mol ファイル ダウンロード: 79-34-5.mol

別名: 1,1,2,2-テトラクロロエタン , 1,1,2,2-tetrachloroethane ,

関連する cas 番号: 70000-19-0 70000-22-5 70000-39-4 70000-41-8 700-00-5 70001-17-1 70001-18-2 70001-21-7 700-02-7 7000-29-5

化学物質詳細情報

物性情報:

• 外観: 重い無色で流動性の液体
• 臭気: クロロホルム臭，特異の香気
• その他特徴: 不燃性
• 分子量: 167.84-167.85
• 比重: 1.58-1.6
• 比重測定温度: 20-25deg C
• 水溶性: 2900
• 水溶性測定温度: 25deg C
• 溶解度記述: 水に難溶
• 蒸気圧: 5-10hPa
• 蒸気圧測定温度: 20-32deg C
• オクタノール／水分配係数: 2.39
• 融点: -44--36deg C
• 沸点: 146.4-146.5deg C
• 燃焼性: 不燃性
• 混合危険性: 激しく反応する。アルカリとの接触は極めて危険。
• 混合発火危険性程度: 固体の水酸化カリウムと接触させて加熱すると自然発火性のガスが発生する。
• 濃縮性: 無し～低い
• 代謝性: 蒸気は呼吸器より容易に体内に入る。経皮的にも吸収され全身中毒を起こす。マウスの腹腔内投与では、投与量の半分はＣＯ２として呼出され、２８％は尿中に排出される。尿中に排出される化合物は、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリクロロエタノール、シュウ酸、少量のグリオキシル酸と尿素である。尿の藤原反応は陽性であるが、その強さは１，１，１，２－テトラクロロエタンに比べてはるかに弱い。
• 加水分解性: 室温でも起こるが、１１０℃を越えると迅速である。
• 酸アルカリ分解性: 弱アルカリと加熱するとトリクレンを、強アルカリと加熱すると塩化アセチレンを生成し爆発する。
• 熱分解性: 加熱すると強い毒性の分解生成物を発する。
• 水安定性: 不安定
• 酸塩基安定性: 酸に安定でアルカリに不安定
• 熱安定性: 不安定
• 生物分解性: 難分解性
• 生物濃縮性: 低濃縮性

安全性情報:

• ピクトグラム: T+,N
• 危険コード: T+,N
• ステートメント: 26/27-51/53-59-39/23/24/25-23/24/25-11
• 安全に関する声明: S38-S45-S61

用途:

• 利用例: 燻蒸剤 , 殺線虫剤 ,
• 法規制番号: KI8575000 , (2)-56 , EINECS2011978 , TSCA(79-34-5) , UN-1702 ,