トリクロロエチレン

基本情報

• 化学名: トリクロロエチレン
• CAS番号: 79-01-6
• 化学分子式: C2HCL3
• 示性式: CCL2=CHCL
• 分子量: 131.389
• Hs コード: 2903220000
• Mol ファイル ダウンロード: 79-01-6.mol

別名: 1,1,2-トリクロロエテン , 1,1,2-trichloroethene ,

関連する cas 番号: 75-72-9 7791-10-8 79-41-4 75-62-7 7681-82-5 77500-04-0 7647-14-5 75-97-8 78-06-8 76-01-7

化学物質詳細情報

物性情報:

• 光分解性: 光に不安定
• 外観: 無色透明の液体，重い可動性液体
• 臭気: クロロホルムに似た甘い臭い
• その他特徴: 不燃性，ほとんど無害
• 分子量: 131.38
• 比重: 1.45-1.46
• 比重測定温度: 20-25deg C
• 蒸気密度: 4.53
• 水溶性: 160-1100
• 水溶性測定温度: 25deg C
• 溶解度記述: 水に難溶
• 蒸気圧: 1-60hPa
• 蒸気圧測定温度: -10.8-20deg C
• オクタノール／水分配係数: 2.29
• 融点: -86.4--83deg C
• 沸点: 86.7-86.9deg C
• 燃焼性: 熱、火炎に曝されると燃える。高温の空気中にある高濃度の蒸気は強い炎で火をつけるとおだやかに燃やすことができる。空気中では室温では引火せず、酸素濃度２５％以上では室温で引火。酸素中では爆発。
• 混合危険性: 激しく反応する。ＮａＯＨ、ＫＯＨと一緒に加熱すると爆発することがある。
• 爆発範囲: 12.5%
• 濃縮性: 無し～低い
• 代謝性: 主な侵入経路は経気道であるが、皮フからも吸収される。人間では吸入量の６０％が吸収され、他はそのまま呼出される。体内では抱水クロラールを経てトリクロロ酢酸、トリクロロエタノール（又はそのグルフロン酸抱合体）として尿中に排泄される。尿中代謝物を三者の合計として定量すると暴露とよく対応する。ヒトにおける尿中代謝物濃度減少よりみた生物学的半減期は約４０時間である。
• 熱分解性: 加熱すると分解し、Ｃｌ￣の有毒なガスを発する。
• 光安定性: 不安定
• 熱安定性: 不安定
• 生物分解性: 難分解性
• 生物濃縮性: 低濃縮性

安全性情報:

• ステートメント: 45-36/38-52/53-67-68-39/23/24/25-23/24/25
• 安全に関する声明: S45-S53-S61
• 生態毒性: 7 トリクロロエチレン 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 77 ㎎/L 1 1;7 トリクロロエチレン 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 45 ㎎/L 2 1;7 トリクロロエチレン 藻類生長阻害試験 面積法72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 83 ㎎/L 3 1;7 トリクロロエチレン 藻類生長阻害試験 面積法72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 36 ㎎/L 4 1;7 トリクロロエチレン ミジンコ急性遊泳阻害試験 48時間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 11 ㎎/L 5 1;7 トリクロロエチレン ミジンコ繁殖試験 21日間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 4.3 ㎎/L 6 1;7 トリクロロエチレン ミジンコ繁殖試験 21日間 無影響濃度 甲殻類 NOEC 2.1 ㎎/L 7 1;7 トリクロロエチレン 魚類急性毒性試験 96時間 半数致死濃度 魚類 LC50 38 ㎎/L 8 1;7 トリクロロエチレン 魚類急性毒性試験 14日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >20 ㎎/L 9 1;7 トリクロロエチレン 魚類急性毒性試験 21日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >20 ㎎/L 11 1;7 トリクロロエチレン 魚類急性毒性試験 21日間 無影響濃度 魚類 NOEC 2.7 ㎎/L 12 1

用途:

• 用途語: 中間物;洗浄剤;殺虫剤
• 利用例: 殺線虫剤 , 麻酔薬 , 燻蒸剤 ,
• 法規制番号: (2)-105 , EINECS2011674 , TSCA(79-01-6) , KX4550000 , UN-1710 ,