ジメチルホルムアミド

基本情報

• 化学名: ジメチルホルムアミド
• CAS番号: 68-12-2
• 化学分子式: C3H7NO
• 示性式: (CH3)2NCOH
• 分子量: 73.0947
• Hs コード: 2924.10
• Mol ファイル ダウンロード: 68-12-2.mol

別名: N,N-ジメチルホルムアミド , N,N-ジメチルメタンアミド , ジメチルアミノホルムアルデヒド , N,N-dimethylformamide ,

関連する cas 番号: 600-00-0 6000-00-6 6000-06-2 6000-08-4 60002-09-7 60003-46-5 60003-66-9 60-00-4 6000-40-4 60004-36-6

化学物質詳細情報

物性情報:

• 外観: 無色透明
• 臭気: わずかにアミン臭
• その他特徴: 水、多くの有機溶媒に易溶。
• 分子量: 73.09
• 比重: 0.94-0.96
• 比重測定温度: 0-25deg C
• 溶解度記述: 易溶
• 蒸気圧（25℃）: 3.7hPa
• 蒸気圧: 2.7hPa
• 蒸気圧測定温度: 20deg C
• オクタノール／水分配係数: -0.87--0.59
• 融点: -61deg C
• 沸点: 153deg C
• 燃焼性: 加熱した状態で引火しやすい。蒸気な空気より重く、低所に滞留し、爆発性混合ガスを作り易い。
• 発火点: 445deg C
• 引火点: 57.8deg C
• 爆発範囲: 2.2%
• 濃縮性: 無し～低い
• 代謝性: 経皮的にも体内に吸収される。吸収されたものの一部は代謝されずに、不変のまま尿中に排泄
• 生物分解性: 難分解性
• 生物濃縮性: 低濃縮性
• オクタノール／水分配係数: -0.59
• オクタノール／水分配係数: -0.87

安全性情報:

• ピクトグラム: T
• 危険コード: T
• ステートメント: 61-20/21-36
• 安全に関する声明: S45-S53
• 生態毒性: 7 ジメチルホルムアミド 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >1000 ㎎/L 1 1;7 ジメチルホルムアミド 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 1000 ㎎/L 2 1;7 ジメチルホルムアミド 藻類生長阻害試験 面積法72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >1000 ㎎/L 3 1;7 ジメチルホルムアミド 藻類生長阻害試験 面積法72時間 無影響濃度 藻類 NOEC >1000 ㎎/L 4 1;7 ジメチルホルムアミド ミジンコ急性遊泳阻害試験 48時間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >1000 ㎎/L 5 1;7 ジメチルホルムアミド ミジンコ繁殖試験 21日間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >1000 ㎎/L 6 1;7 ジメチルホルムアミド ミジンコ繁殖試験 21日間 無影響濃度 甲殻類 NOEC >1000 ㎎/L 7 1;7 ジメチルホルムアミド 魚類急性毒性試験 96時間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 8 1;7 ジメチルホルムアミド 魚類急性毒性試験 14日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 9 1;7 ジメチルホルムアミド 魚類急性毒性試験 21日間 半数致死濃度 魚類 LC50 >100 ㎎/L 11 1;7 ジメチルホルムアミド 魚類急性毒性試験 21日間 無影響濃度 魚類 NOEC >100 ㎎/L 12 1

用途:

• 法規制番号: (2)-680 , EINECS2006795 , LQ2100000 , TSCA(68-12-2) , UN-2265 ,
• 用途语: N,N-ジメチルホルムアミド（N,N-Dimethylformamide、DMF）は、有機合成や化学工業など様々な分野で用いられる溶媒です。DMFは非常に極性が高く、水、多くの有機溶媒、および多くの化合物と相互に溶け合いやすい性質を持っています。そのため、有機合成反応において反応物や触媒を効果的に溶解させ、反応を進行させる溶媒として広く使われます。例えば、ペプチド合成やカルボキシル酸の活性化など、高い極性が要求される反応において重要な役割を果たします。また、DMFはポリマーの製造や加工、特に繊維や合成皮革の製造においても溶媒として活用されます。一方で、DMFは揮発性があり、取り扱いには慎重が必要であり、その安全性に留意する必要があります。ただし、その多様な化学的特性からくる柔軟性と優れた溶解力は、研究室から産業まで幅広い用途で利用されています。