五硫化リン

基本情報

• 化学名: 五硫化リン
• CAS番号: 1314-80-3
• 化学分子式: P2S5
• 示性式: P2S5
• 分子量: 444.54
• Hs コード: HOSPHORUS PENTASULPHIDE PRODUCT IDENTIFICATION
• Mol ファイル ダウンロード: 1314-80-3.mol

別名: 5硫化燐 , 五硫化リン , PHOSPHORUS PENTASULFIDE , PHOSPHORUSPENTASULFIDE ,

関連する cas 番号: 10000-42-7 100-00-5 1000-05-1 10000-56-3 100007-55-4 100010-02-4 10001-13-5 10001-43-1 100015-12-1 100-01-6

化学物質詳細情報

物性情報:

• 外観: 淡黄色結晶，灰色～黄緑色の結晶性固体
• その他特徴: 潮解性。吸湿して分解する。
• 分子量: 222.27-
• 比重: 2.09-
• 溶解度記述: 水で分解して硫化水素とリン酸になる。
• 融点: 286-290deg C
• 沸点: 514-deg C
• 燃焼性: 発火点ガ高いので自然発火のおそれはない。吸湿して硫化水素を発生すると空気と混合して濃度４．３～４５％の範囲で爆発する。微粉末状熊で熱や炎に曝されると重大な火災危険性あり。湿気があると自然加熱する。
• 発火点: 142deg C
• 混合危険性: 酸化剤と激しく反応する。
• 混合発火危険性程度: 過酸化物，過マンガン酸塩，鉛，アンチモン，真ちゅうなどの金属粉と共存すると自然発火する。水，蒸気，酸と反応して有毒かつ可燃性のガスができる。
• 加水分解性: 加水分解して硫化水素とリン酸となる。
• 熱分解性: 加熱すると分解して非常に有毒なＳＯｘとＰＯｘのガスを発する。
• 水安定性: 不安定
• 熱安定性: 不安定

安全性情報:

• ピクトグラム: F,Xn,N
• 危険コード: F,Xn,N
• ステートメント: 11-20/22-29-50
• 安全に関する声明: S61

用途:

• 法規制番号: TSCA(1314-80-3) ,
• 用途语: 五硫化リン（Phosphorus pentasulfide）は、硫黄とリンから成る無機化合物で、有機合成や化学工業に広く使用されています。五硫化リンは、有機化合物の合成において脱水剤として機能し、特に求電子置換反応やエステルの合成に適しています。また、五硫化リンは火薬や爆薬の製造にも使用され、これらの分野で爆発物の安定性や効力を向上させる役割を果たします。さらに、五硫化リンは潤滑剤、ゴム製品の加硫剤、および金属表面処理の化学物質としても使用され、さまざまな工業プロセスで重要な役割を果たしています。